物好きで“蕎麦打ち”をしている。とは言っても年に一回、大晦日の年越しに食べるだけのものである。帰省の子供や孫の総勢12,3人で食べる。口数の少ない一族なので、「うまい」などとの言葉を聞いた覚えがなくただひたすら食べている […]
“むかし”と言っても漠然としている。今言いたいのは爺さん婆さんの出てくる昔話の昔ではなく、学校の教科書に出てくる歴史の昔でもない。自分が育った小さい頃の昔である。10年ひと昔とも言われるが、生まれて七十数年も経つと昭和か […]
ハウスの自然災害には台風や爆弾低気圧による風害、それに降雪地帯では雪害がある。風害は被覆資材が破れる程度から、風圧で変形したりひどい場合は本体とも浮いて飛ばされたりする。雪害では降り積もった雪の重みで押し潰されることが多 […]
七草を作り始めて10年余りになる。七草は1月7日に食するもので正月休みなしに収穫・調整作業をしなければならない。我が家では大年の暮れ30日には餅つき、31日には蕎麦打ちをするので年末年始はゆっくりしておれないのである。 […]
辛いのを好きな方もいるだろうか!? 赤いのやら黄色いのやら、世界一辛いと言われるハバネロには紫色もあるらしい。 まだ小さい頃、父親がうどんを食べる際に枝付きのまま乾燥してあったナンバを火にあぶり、ポリポリと潰して振り […]
野菜や果物を市場出荷する際はJAなどで出荷規格が定められている。先ずは外見の品質で良い物から秀、優、良とか、近年ではA品、B品とかに区分しこれを等級という。当然中身が充実していることが前提で、形の良し悪しや傷の有無、色 […]
珠洲市には”かぼちゃ芋”と呼ばれるさつまいもがある。昔、奥能登で多く作られていたものなのであろう。肉質がねっとりしており今では干し芋加工している生産者1名の他は余り作られていないようである。 ”かぼちゃ芋”と言われた […]
”金美ニンジン”を作り始めてから10年程になるだろうか。顔の見える能登の食材として10月から翌年3月中旬頃まで金沢市場へ出荷しており、今では年間の出荷体系の中で主要品目の一つになっている。 近年にない発芽不良 ところ […]
ビニール水田といえば戦後の食糧不足の頃、水を貯えるためビニールを敷いて米を栽培したそうである。保水力のない砂地でのことである。その後、米の生産量が増えた一方、消費量が減少したとやらで生産調整が行われるなど時代の流れを感 […]
春に種を播いて夏に収穫する普通栽培に対し、真夏に種を播いて秋に収穫するのを抑制栽培という。 先般、JAで試し切りが行われ熟しているのを確認したうえで収穫した。 抑制栽培ではトンネルをかける必要もなく、ポリマルチを当 […]