春に種を播いて夏に収穫する普通栽培に対し、真夏に種を播いて秋に収穫するのを抑制栽培という。

 先般、JAで試し切りが行われ熟しているのを確認したうえで収穫した。

 抑制栽培ではトンネルをかける必要もなく、ポリマルチを当てた畑に直播するので育苗の手間が省けるなど利点がある。半面、暑さと干ばつのため潅水が必要なことや台風の害を受けやすいなどマイナス面もある。

 かぼちゃは通常1株から蔓を2~3本伸ばして、1蔓に実1個ならすのを目標としている。今年は1200粒を播種し、子蔓2本仕立で約1800玉を収穫できたものと思う。抑制栽培での作り方としてJA などでは親蔓1本仕立てが奨められているが、2本仕立てにすることにより種子代が削減でき着果蔓率90%を確保できたことはまずまずの出来具合であったと考えている。

 こちらでは選別、箱詰め作業は各生産者が行ういわゆる個人選別である。問題は等階級(品質と大きさ)である。等級は上物から秀、優、良に挌付けし、階級は10kg箱で3玉、4玉・・・・8玉、10玉、それより小さい物はSに区分する。全部で24種類に分けられ価格もそれぞれ異なる。

 生産者として大切なのは収量を上げること、売れ筋の大きさに育てること、品質よく仕上げることである。

 「百姓の来年」という言葉がある。今年の反省点を果たして来年に生かすことができるであろうか。

 

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