スイカを作り始めて12,3年になる。その頃はスイカを加害するのはムジナ(狸のこと)とカラスであった。今ではイノシシとアライグマが新規参入して生産者としてはおちおちしておれない状況である。

 以前は夏になると、農道にスイカの残骸が散らかっていたものである。ムジナが畑からスイカを運び出し、住処まで持って行こうとしたのだろうか。道中、待ちきれずに食べたのだろうか。近年この光景が見られなくなった。畑の周囲に張り巡らせた電気柵や防獣ネットの効果があったのであろう。

 カラスは昔も今もしぶとい。

 ところが近年、カラスが突っついたものとはチョット違うスイカの食害痕。4cm程のほぼ奇麗な丸い穴が開いている。割ってみるとスイカの中身は空洞。

 あれやこれやの情報では”アライグマ”である。ネットは張っていたが、一寸の隙間から入ったのである。さらに電柵をWで追加して、以降の被害を防ぐことができた。並行して罠を仕掛けた。小動物用のもので今、空いているからという知人から借りてきた。

 「コッホの三原則」ではないが、これで正体判明! アライグマの特徴はしっぽの縞縞模様。手先が器用でスイカの中身を掘り出して食べるのだ。

 顔は何となく可愛く捕まえるのはやや気が引ける。でも、外来種だからという理由で、生態系を壊しているだろうという理由で割り切って、根絶することはできないとしても密度を抑えることはしなければ!

 秋のある日、畑の両端に仕掛けた罠2つに親子であろうか、大小3頭がかかった。いっぱい居るのだ。

 

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