とにかく、今年の夏は暑かった。あっちこっち、どこのサトイモを見ても樹が小さい。旧盆頃になり、しばらく前に比べると前より小さくなったようにも感じる。Wikipediaで見るとサトイモの生育適温は25~30℃とある。能登半島先端でも8月のアメダスではさすがに35℃前後の日が多かった。でも、サトイモは原産地がインド方面の熱帯アジアと言われ、本来は暑さには強いのである。

サトイモが生育不良

 今年のサトイモの生育不良の原因は水不足である。暑さには強いサトイモはその特性を発揮するのに欠かせないのが水分である。植物は気象条件に応じて葉で呼吸し、体温を調節しているという。サトイモの葉は大きく、結構肉厚で水分を多く含んでいそうである。根から吸い上げる水分が少なくなると古い葉は身を縮めて水分の蒸散を抑制し、やがては枯れたりもするが、このお陰で芯葉はしっかりと生長し命を守っているのである。

 樹の小さいサトイモ、イモの成り具合はこんな感じで数が少なく小さい物ばかり。今年の結果を教訓としさて、来年は如何にしようか。先ずは畑の選定と簡易で効果的な潅水方法である。大きなイモが穫れた時の嬉しさを追い求めて、あれやこれと考えている今がまた楽しくもある。

ハスモンヨトウが大発生してWパンチ

 ヨトウムシといえばヨトウガの幼虫が一般的で初夏から秋にかけて発生するが、サトイモにつくことは余りない。ハスモンヨトウは南方系の昆虫で、梅雨前線に乗って飛来してくるといわれ真夏に発生する。このハスモンヨトウの大好物がサトイモで、先ず第一番にサトイモに発生する。幼虫は小さい内は集団で生息し葉の食害はさほどでもないが、大きくなると分散し食べる量は如何ほどのものだろう。数日の間に葉は食い荒らされ無残にも裸になってしまった。これではイモは太らない。

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