スイカのベット作り”敷き藁”である。

藁といえば稲わらが一般的であるが、今はなかなか手に入らないものとなった。

野原にはススキの新が伸びていて利用できそうであるが、刈って束ねて運んでくるのに手間がかかる。

そこで、省力的なスイカ畑に居ながらにして調達できるライムギを使った敷き藁の方法を紹介したい。

敷き藁むけにライムギを作る

ライムギは小麦や大麦に比べて草丈が高く2mほどに伸びるムギである。熟した子実は小麦のように粉にしてパンを作ることもできるらしい。

ライムギはスイカを植付けする畦の両サイドに30cm程の幅で播種する。畦と畦の中央では両畦用として2列、少し間をあけて播種する。スイカのつる伸ばし前に伸びたライムギを畦に刈り倒すとベットができる。

ムギは10月中旬に種まきをする。いったん発芽してから越冬して春から初夏にかけて生育する2年生植物で寒さに強い。春にまいてもムギは育たない。

前年の秋からスイカ作りの準備が始まっているということである。

刈り倒すときのポイント

大きなポイントは刈り倒す方法である。肩掛けの草刈り機で刈るのであるが、ライムギが立ったままの状態で刈ると丈が高いので刈った後あちこち向いて並べるのが大変である。風があったりするとなお更である。

そこで思いついたの敷く方向へ押し倒してから刈るのである。風になびいた時に刈るときれいに倒れるというのがヒントで、人間の力で風を起こした訳である、こうすれば、逆風が吹いていてもきれいに並べて刈り倒すことができる。

刈った後はちょっと手直しするだけ。青畳を敷いたようなスイカベットの完成である。

刈った後地は耕すことなく通路にすればいい。

まとめ

ライムギの栽培には播種量を考慮すること、播種後に鎮圧して発芽を良くすること、草丈が適度に伸びるよう肥料を施すことなどが大事である。

敷き藁として刈り倒すのは6月中旬で、この頃はまだ子実は成熟しておらず食用としては利用できない。

あれこれ作業の労力と経費が減らされればいい。人間とスイカのストレスも少なくなればいい。

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