残念至極!!! 上々に育っていたジャガイモがイノシシに掘られた。昨日はきれいに生えていたのに、朝行ってみたらこの有様である。
あれこれ作業に追われ、ついつい後回しになっていた電気柵張り。奥能登へもイノシシが来始めてから14、5年か。農作物の被害が徐々に増えて、以前にはカボチャもやられたことがある。昨年も、近所の畑でちょうど今ごろジャガイモやられたと、聞いていたのではあるが・・・
イノシシはしたたか
被害のあったのはいずれも周囲を獣ネットを張った畑である。イノシシの力は強力である。ここぞという所へは力ずくで侵略してくる。
イノシシの侵入を防ぐには電気柵が断然効果が高い。銭金の問題ではない。せっかく育てた農作物をやられた時のショック、金銭にかえがたく「はがやしい」思いである。設置作業も楽で、あとは漏電しないよう草刈りに気を付ければいい。

このジャガイモは4月のはじめに植えて今が育ち盛り。掘り取りまでにまだ一か月も前。イノシシの腹を満たすほどの芋は付いていなく味もよくなかったろうに。
イノシシは嗅覚がすごく良いらしい。土面にポツポツとある穴はイノシシが鼻先を押し付けた後である。夜間の暗い中、匂いを聞き分けて鼻で芋を掘り出したのだろう。
電気柵を設置した
電気柵は畑の周囲に電線を張り巡らし、ソーラー充電式バッテリーから電気を流す仕掛けである。イノシシの鼻がこの電線に触れると”バチッ”とした衝撃を感じ、怖がって近寄らなくなる。良いも悪いも学習しているのである。


この電気はもちろん人間にも通じる。うっかり間違って触れるとピリッときてびっくりする。
後悔先に立たず
腹立たしさのあまりに、”イノシシ捕まえてやるぞ”と思っても箱罠にはなかなか捕まらない。イノシシは賢い。荒らされた畑を見ないようにして電気柵を張った。餌があることを知ると繰り返してやってくるものだが、それ以降は来ていない。
”イノシシ憎い”と思ってもイノシシに罪はないのだ。防御対策を怠った人間が迂闊だったのだ。
被害をまぬがれたジャガイモはひとまず安心だとして、ジャガイモを食べていったイノシシが箱罠にかかるのを待とう。知恵比べ? だまし合い? イヤ、気長に待つしかない。
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