フキのように見えるが、12月中旬、葉ごぼうの生育状況である。

このごぼう、種苗屋さんで販売されている”葉ごぼう”とか”新ごぼう”いうもので主に葉も食用とするものである。普通のごぼうのように根が長く伸びず、葉は柔らかいのか灰汁が少ないのかそれなりの特徴があるようだ。

 葉を食べるごぼう、育ててはみたものの北陸では余り一般的な食材ではない。”顔の見える”という出荷制度で春から冬まで通年に亘り野菜類を市場出荷しているので、何を作るか、自分なりの品目選定をしなければならない。

 ありきたりの物を出荷してもどこかの産地に押されてしまうし、市況に左右されて価格も安かったりと良いことも少ない。そこで、食材としてはあまり一般的ではないものとかカラー野菜とか、自分なりに特徴的なものを栽培し、消費者に訴えているのである。

 フキのようにも見える葉ごぼうの生育状況。実はどれもキク科の仲間だそうで似ている理由もわかる。愛知早生ぶきという主に煮物として食される大柄なフキや山菜として出荷され、きゃらぶきなどで食される小さなフキの食用部位はいずれも葉を支えている軸、葉柄という部分である。

 さてこの葉ごぼう、どのように出荷したものかと悩んだが、フキと同じように葉柄だけを出荷することとした。インターネット情報では葉も食するともあるが、荷姿が問題なことや消費者のなじみが薄いことなどを考慮した。

 今回の栽培ではハウスの中で9月10日に播種し、概ね11月末には草丈40cm程に生長した。育てる分には発芽には光が必要なので、覆土は薄くすることが大事というほかはいずれも同じように肥料と潅水であろうか。葉が大きいので蒸散量が多いとすれば、それに応じた潅水が必要というものである。果実を収穫するのに比べ栽培は楽である。

 葉ごぼうの旬は早春2、3、4月だそうで秋に育てた葉がいったん枯れた後、春に再び芽吹いた葉を根と共に食するという。今回は寒さで枯れる前に葉だけを収穫したもので、来春もう一度収穫したいと目論んでいる。

 ”顔見え”の出荷は大半が袋詰めにしており、今回も長さを3段階ほどに区分して仕上げた。問題は食べ方である。我が家でも調理と試食を数回行い、商品の特徴と食べ方を伝えながら出荷した。

 さて、販売結果はどうなることであろう?! 元もと畑に生えていたもの、手を加えれば商品となる。名前シールを貼って出荷すれば責任もついて回る。一袋いくら(何円)で取引されるか心配半分、楽しみ半分である。価格の満足度は中身の種類や品質、重量により違うし栽培の難易度にもよる。

 馴染みが無ければこれを食べたいというファンを育てることも大事なことと思うが、この葉ごぼうの出荷は発展するであろうか・・・・・自分ながらわからない

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