昨年は元日の地震で能登は甚大な被害を受けた。また、9月には豪雨でWの被害を受けた。命を落とした方やこれまでの生活が吹っ飛んでしまうなど悲惨な状況であった。
ようやく、少し落ち着いてきた感がある。
復旧のためにと全国各地から各界、各層の方に支援の力を頂きありがたいことであった。我が家は健在で住み続けられたのは嬉しいことである。しかし、支援物資の給付はじめ給水、シャワー、炊き出しなどのお世話を頂き感謝の一言であった。
周辺ではほぼ70%の建物が解体され、来訪者の中には景色が変わってしまい道を間違えたと言うほどの状況である。我が家も納屋と部屋付き車庫の二棟を解体し、跡地に育苗用のビニールハウスを建てた。定年退職後から野菜作農業をやっており、これまで少し離れた所にあった育苗ハウスを家の近くに新設したのである。
ポイント
①安く 当初、業者の見積もりは間口5m✖長さ10mで建設費を含めて約100万円に対し、長さを 14mに伸ばし自力で30万円余りで建てた。主骨はもちろん新品だが、以前に雪害で壊れた部材を活用した。また、規格にこだわらずこれまでに何回も建てた経験を活かし抜ける経費を抑えた。
⓶強く アーチパイプは固くて曲がりに強いというものを設計の40cmピッチを36cmに縮め、さらに補強パイプを加えてある。天井には48㎜の単管を使用している。通常はアーチパイプより一回り太いものを使うことは知っていたが、これにはびっくりした。雪が乗ってもヘコル危険性は低いであろう。また、サイドは190cmの腰高で耐雪性を考慮している。

③便利に 一番の遊び心はこれだろうか。サイドに出入り口を付けたことである。ドアセットは結構高いものだが、これも廃材を活用したもので経費はかかっていない。どのように取り付けようかと考えるのがまた、楽しいことであった。縦に長いハウスのことである、育苗管理のほか物の出し入れなど両間口とサイドの3方使えれば精神的、肉体的に楽なことと思う。これを見てくれた約10人の中に、横に入口あるの初めて見たわと、言ってくれた人がいて嬉しかった。

さて、自然災害に対し生活の復旧は大事である。人間の心が復旧しないと復興とはいえないであろう。
過疎化に加えさらなる人口減が寂しいところではあるが、自分のできることはヤラニャ!
今年は焦らず、ハウスに電気を引いて、温床を作って、3月の種まきに備えよう。
No responses yet